スティック型PCを比較

マウスコンピューターの「m-Stick MS-NH1」

2014年12月5日に”株式会社マウスコンピューター”から発売されたスティック型PC「m-Stick MS-NH1」をご存知だろうか。手の平に収まるサイズまで小型化され、持ち運びに適した現在世界最小のパソコンだ。気になる寸法は、幅100mm×奥行き38mm×高さ9.8mmとUSBメモリを一回り大きくした程度。映像出力端子には”High-Definition Multimedia Interface(HDMI)”を採用しており、HDMIの入力端子が付いたテレビやモニターに「差し込むだけ」でそれがそのままPCとして活用できるという特徴がある。

ただし、PCとして利用する際には、付属のACアダプタによる給電(USB給電)が必要となる。USB給電用ポートは本体側面に、その他SDXC対応micro SDカードスロットとUSB2.0ポートが各1箇所ずつ配置されている。本体重量は約45グラム、ACアダプタ(USB込)は約90グラムと、必要となる2つを組み合わせたとしても150グラムに届かない。本体自体が小型な事も相まって、携帯する場合はカバンなどに入れても嵩張らず、重さもほとんど感じない。操作については、本体内部にBluetoothが内臓されているので、Bluetooth対応キーボードやマウスを無線接続する事で操作可能だ。Bluetooth機能を利用する際、まずUSB経由でマウスを接続して初期設定を行う必要があるので注意。

スペック面は、それほど期待しない方が無難だろう。あくまでも”サブ機”という事で携帯する事をオススメする。価格は19,800円(消費税・送料込み)と非常にお手軽なので、1台か2台ぐらいは買っておいても損は無いかと思われる。BTOパソコンおすすめとしても紹介されていて入手するのが非常に難しくなっているほどの人気を見せている。

パソコン工房の「Picoretta(ピコレッタ)」

2015年3月28日に、以前紹介したスティック型PCから新たな顔ぶれが登場した。〝ユニットコム〟からの発売で、製品名は「Picoretta(ピコレッタ)」。同年3月27日16時から「パソコン工房」のWeb直販サイトにて先行販売も行われた。価格の方は19,800円(税込)と、かなりのお手頃になっている。

早速、ピコレッタの主なスペックを以下に紹介しよう。

OS:Windows 8.1 with Bing 32bit、CPU:Atom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)、CPUクーラー:ヒートシンク、メモリ:DDR3L-1333 2GB、ストレージ:32GB、インターフェイス:microSD(SDXC対応×1/USB 2.0×1/Micro USB 2.0×1(電源供給専用)/HDMI×1、通信機能:IEEE802.11b/g/n無線LAN/Bluetooth 4.0+LE

以上の構成となっている。通信機能にBluetoothが備わっている事から、ワイヤレスマウスとキーボードが利用可能だ。もちろん有線の場合でもフルサイズUSB2.0があるので心配には及ばない。とは言っても差込口は1つしかないので注意。ちなみに外形寸法は、約 幅38×奥行125×高さ14mm(HDMI端子キャップ装着時)だ。USBメモリよりも一回り大きい程度で、カバンのポケットにもすんなり入る。

現在の所、選べるカラーはピュアホワイトのみとなっているが、基本的にテレビ側面などに挿すと見えなくなるので気にする事もない。また、お求めやすい値段設定となっているので、ご自宅に1台でも置いておくと良いかも知れない。

インテルの「Compute Stick」

近年、話題を集めているスティック型PCを2015年4月2日に〝日本法人(インテル株式会社)〟より4月下旬から国内に向けて発売される事を発表した。製品名は「Compute Stick」で予想価格は2万500円(+税)。マウスコンピューターやパソコン工房から先駆けて発売されたスティック型PCと値段での比較をしたが、あまり差は見られなかった。

本体サイズは、103mm×37mm×12mm。重量は、およそ54gだ。超小型を謳う通り、サイズ的にもズボンのポケットにすっぽり収まるので携帯する際などには邪魔にならないだろう。加えて、これまでのスティック型PCと同様にHDMI入力でお使いの液晶テレビや液晶ディスプレイに接続して使用可能となる。出先のネットカフェやホテルでの使用に最適ではないだろうか。また、これまでに問題視されていた熱に関する事は、内部に小型の冷却ファンが搭載されているとの事で熱暴走の心配も多少は取り除けているだろう。

OSはWindows 8.1搭載モデルとLinux搭載モデルの2種類が用意されており、CPUには、インテル Atom プロセッサー Z3735F(Quad Core 1.33GHz 2MBキャッシュ)を採用。Intel HD Graphics内蔵で、こちらも指摘されていたパワー不足を補う形となっている。動画や音楽、ある程度のPCゲームも恐らく動作可能と思われる。その他にワイヤレス機能として無線LANやBluetooth、追加ストレージにマイクロ SDXC スロットなどが備え付けられている。